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タイの王様「ラーマ10世」
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タイの王様「ラーマ10世」

前国王ラーマ9世と妻のシリキット王妃の間の唯一の男子がワチラーロンコーンです。幼少期はバンコクで過ごし、その後、1966年からイギリスに渡り、キングスミード校およびミルフォード校で学びました。1970年にはオーストラリアに渡り、キングス校(シドニー)で陸軍予科課程を修めました。1972年には父王より皇太子としての名称を与えられ、王位継承権を得ました。1972年には再びオーストラリアに渡りダントルーン陸軍士官学校(キャンベラ)で学ぶ傍ら、スコータイ・タンマティベート大学で人文学を学びました。1975年にタイに戻りましたが、翌年1月から再びオーストラリアに渡り8ヶ月間軍事を学びました。1978年にはラーマ9世の親衛隊として働いていましたが、タイの仏教の伝統に従い、一時的に職を辞して出家しました。2016年10月13日、父ラーマ9世が死去し、プラユット・チャンオチャ首相が「ワチラーロンコーンが新国王に即位する」ことを発表しました。しかし、弔いと決意を固める時間がほしいとの理由で、当面は即位しない意向を示していました。12月1日、暫定議会議長による即位要請を受け、ラーマ10世として国王に即位しました。

 

ワチラーロンコーン新国王の肖像画が入った新しいバーツ紙幣が2018年より順次発行されているため、現在はラーマ9世の紙幣とラーマ10世の紙幣の両方が流通しています。

 

ラーマ9世には3人の子供がいます。長女ウボンラットは、アメリカ人と結婚したため王族籍は消滅しましたが、その後離婚しました。現在も王族には戻っていないものの、王族的な扱いを受けているようです。次女シリントーンは、王位継承者の一人です。これまでに8回も日本を訪問しており、特にタイ王室と親交の深い秋篠宮文仁親王と親しいと言われています。三女のチュラポーンは、一般男性と結婚したため、王位継承権はありません。